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ジェームス・E・ステイリー氏をグループ最高責任者に任命

2015年10月28日

バークレイズ・ピーエルシーおよびバークレイズ・バンク・ピーエルシー(以下「バークレイズ」)は、ジェームズ・E・ステイリー(ジェス・ステイリー)氏をバークレイズのグループ最高責任者に任命したことを発表しました。ステイリー氏は2015年12月1日付で本職に就任し、取締役会メンバーとなります。

ステイリー氏は銀行および金融サービス業界において約40年の豊富な経験を有しています。J.P.モルガンに30年以上勤務し、コマーシャル・バンカーとしてキャリアをスタートした後、株式、プライベート・バンキング、資産管理などの主要部門、最終的にはグローバル・インベストメント・バンクの責任者を歴任しました。現在はブルーマウンテン・キャピタルのマネージング・パートナーを務めています。

今回の任命についてバークレイズの会長であるジョン・マクファーレンは次にように述べています。

「バークレイズは極めて重要で多岐にわたる複雑なビジネスを展開しています。業務に関する幅広い見識、経験、実績を有する人物の選定は困難な作業でした。ジェス・ステイリー氏は株主価値の実現とグループ戦略の推進に必要となる強いリーダーシップ力と幅広い経験を備えた人物であると確信しています。バークレイズはコーポレート・バンキングおよび投資銀行業務の見直しを主要な優先課題の1つとしており、ステイリー氏は特にこの分野に精通しています。長期間の選考過程を経て、今後に向けたステイリー氏とわれわれの考えが一致していることを充分理解することができました。ステイリー氏は非常に高潔で、業務を熟知し、企業文化を改革することの重要性と共に、全ての役職員が誇りを持って業務にあたることの必要性を理解しています。バークレイズが株主リターン向上の加速化を目指す重要な時期を迎える状況において、ステイリー氏が最高責任者に就任することを喜ばしく思います。」

バークレイズのグループ最高責任者に任命されたジェス・ステイリー氏は同日、次のように述べています。

「325年の歴史を誇るバークレイズの最高責任者に任命されたことを光栄に思います。この伝統を引き継ぎ、優れた能力を備えた献身的な従業員と共に、誠実さと高い能力を発揮して、お客様に最高の金融サービスを提供するために業務に取り組んでいくことをを楽しみにしています。

われわれはバークレイズの評価の基盤となっている信頼性の維持、向上に努めます。安定と長期的な思考がこの素晴らしい組織の基本になっています。バークレイズはこうした原則を守ることを常に意識しなければなりません。また、マクファーレン会長が約束した株主リターンの向上にも、引き続き重点的に取り組む必要があります。バークレイズは英国におけるリテールおよびコマーシャル・バンキング業務をはじめ、カードおよび決済業務、アフリカにおける強力なプレゼンス、投資銀行業務など、非常に価値ある営業基盤を確立しています。こうした営業基盤の潜在性を最大化することは、高い資本利益率を創出するための競争力の向上や新たな営業基盤の構築していくことに他なりません。これに取り組んでいけば、バークレイズの長年にわたるリーダーシップを維持、向上させるとともに株主価値を高めることができると考えています。」

新たなグループ最高責任者の任命は、バークレイズの副会長兼上級社外取締役であるサー・マイケル・レイクが委員長を務めるバークレイズ取締役指名委員会の監督の下で行われました。

サー・マイケル・レイクは取締役指名委員会を代表して次のように述べています。

「指名委員会は広範囲にわたり選考を実施し、次期グループ最高経営責任者の複数の有力候補者の資質を検討してきました。バークレイズの最高責任者は、世界で最大、最重要級の金融機関を統括する、極めて重大、複雑かつ難易度の高い役職であるため、委員会メンバーはバークレイズの傑出したリーダーを選定するという責務を極めて重く受け止めました。委員会は全会一致でジェス・ステイリー氏がこの役職に適任であるとの見解に至りました。われわれはステイリー氏が任務を遂行できるよう最大限の支援を行います。」

ステイリー氏のグループ最高責任者就任に関し、本発表および注記以外に英金融サービス機構の上場規則LR9.6.13R 項に基づき開示が求められる情報はありません。

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バークレイズについて

バークレイズは、個人・法人向け銀行業務、クレジットカード、投資銀行業務、資産管理業務などさまざまな金融サービスを欧州、米州、アフリカ、アジアといった地域で展開している国際的な金融機関です。バークレイズは、人々が目標を実現できるよう、正しい方法で手助けをすることを目標としています。300年以上の歴史と銀行としての専門性を備えたバークレイズは、50カ国で約14万人もの従業員を擁しています。世界中のお客様に、為替、融資、投資、資産管理などのサービスを提供しています。より詳細な情報は、グループのウェブサイト www.barclays.com をご参照ください。

注記

ジェス・ステイリー氏の報酬に関する主な取り決め

ジェス・ステイリー氏の報酬契約は同氏の新たな職務を反映したもので、株主の承認を受けた取締役の報酬方針に沿ったものです。

任命に際し、ステイリー氏には以下の年間固定報酬が支給されます。(i)給与120万ポンド、(ⅱ)5年間の権利行使制限付きの株式で支給される役職給115万ポンド、(ⅲ)年金の代替として給与の33%相当の現金支給。このほか、ステイリー氏には医療保険、生命保険、転勤手当など標準的な付加給付が提供されます。

ステイリー氏は、年間ベースで固定給与の最大80%を上限とする裁量インセンティブ報酬、固定給与の最大120%、あるいは適宜株主によって修正および承認される、取締役の報酬方針に盛り込まれた上限に沿ったバークレイズ長期インセンティブ・プランに基づく報酬の支給の対象となります。

2015年12月1日付で、バークレイズで新たな役職に就任することに伴い、ステイリー氏が喪失するJ.P.モルガン・チェースからの未確定株式報酬の補償として、バークレイズの株式が支給されます。この支給額は2015年12月1日付のJ.P.モルガン・チェースの株価に準拠して決定されます。2015年10月26日終値に基づくと、ステイリー氏に約193万ポンドに相当するバークレイズの株式が支給されることになります。

業務執行権の無い社外取締役で構成される報酬委員会は、ステイリー氏の実績および世界のユニバーサル・バンクの同業他社の報酬契約に準拠してグループ最高責任者の報酬を設定しています。

ジェス・ステイシー氏の略歴

ジェス・ステイリー氏は現在、ブルーマウンテン・キャピタルのマネージング・パートナーです。また同社の経営、投資、評価委員会の委員も務めています。

2013年のブルーマウンテン・キャピタル入社以前は、J.P.モルガンに30年以上勤務し、インベスト・バンク部門のCEO、J.P.モルガン・アセット・マネジメントのCEOなどを歴任、グループの運営・経営委員会メンバーを務めていました。ステイリー氏の在職中にJ.P.モルガンはハイブリッジ・キャピタル・マネジメントとの戦略的提携など、オルタナティブ投資を拡大させました。

ステイリー氏はUBS AG、リニューアブル・エナジー・トラスト・キャピタル、アメリカン・センチュリー・インベストメント、アライアンス・パートナーズ、ロビンフッド財団、CODEアドバイザーズの取締役会、ボウディン大学評議会、ニューヨーク連邦準備銀行の金融市場投資家諮問委員会、外交問題評議会のメンバーを務めています。

ボウディン大学で経済学学士号を取得。58歳。夫人と2人の子供。

本稿は、バークレイズ・グループが2015年10月28日に発表した英文、” James E. Staley appointed as Group Chief Executive”の日本語抄訳です。その正確な内容につきましては、原文である英文リリースをご参照ください。本稿と原文において齟齬がある場合には原文が優先します。リリース原文はhttp://barclays.com/ のニュースセクションでご覧いただけます。

ジェームス・E・ステイリー氏をグループ最高責任者に任命