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バークレイズ証券、再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成

2017年8月28日

太陽光発電事業を裏付とした開発型プロジェクトファイナンス、バークレイズ証券として初

バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)は8月25日、京都府の太陽光発電事業プロジェクトに対する再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成し、ESG投資(環境<Environment>、社会<Social>、企業統治<Governance>に配慮している企業や事業を重視・選別して行う投資)への関心が高まる市場環境の下、生命保険会社や地域金融機関をはじめとする国内機関投資家に販売を行いました。

バークレイズ証券として初のプロジェクトボンド単独組成となる本案件は、リニューアブル・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞邉 勝仁)をスポンサーとし、京都府南丹市八木町・園部町の太陽光発電事業に対する開発型プロジェクトファイナンスローンを裏付とした信託受益権およびABLです。本プロジェクトボンドへの購入参加を通じて、投資家は長期的に安定した利回り債券を有すると同時に、グリーンプロジェクトへの直接的な関与を実現することが可能となります。

リニューアブル・ジャパン株式会社は、再生可能エネルギー発電施設等の企画、開発、建設、完成後の運営、保守管理、アセットマネジメント業務を行う、再生可能エネルギー分野における総合サービスプロバイダーです。また、2015年4月に東京証券取引所にて開設されたインフラファンド市場に3件目として上場された日本再生可能エネルギーインフラ投資法人をグループ傘下に有します。

バークレイズは、グローバルにおいても2017年SRI・グリーンボンド引受ランキングにおいてトップクラスのシェアとなるなど、この分野での取組みを積極化しています。また、アジアでも今年7月のアジア最大のグリーンボンド組成の際に主幹事を務めるなど、日本以外でもこの分野での取組みに注力しています。バークレイズ証券では今後も引き続き、日本におけるグリーンプロジェクト向けファイナンスの組成に積極的に関与してまいります。

バークレイズ証券の代表取締役社長 木曽健太郎は今回のプロジェクトボンド組成に際して、「世界的にESG投資への機運が高まる中、今回このような形で日本のスポンサーと投資家の両ニーズを結びつけ、国内の再生可能エネルギーの普及促進に貢献できることを喜ばしく思います。今後もバークレイズはESG債市場の拡大のために努力していきます。」とコメントしています。

本取引の概要

名称:RJ再生可能エネルギープロジェクトボンドⅠ受益権/ABL
発行金額:4,670,000,000円
発行日:2017/8/25
最終償還日:2040/8/20
受託者:日立キャピタル信託株式会社

対象事業の概要

事業者:合同会社京都南丹
事業内容:太陽光発電事業の開発、及び完工後の発電事業
所在地:京都府南丹市八木町・園部町
事業規模:14.5MW
想定年間CO2排出削減量:約7,993t

バークレイズについて

バークレイズは、英国および米国を主要拠点とし、個人および法人向け銀行業務、投資銀行業務、クレジットカード、資産管理業務等を提供する金融機関です。325年以上の歴史と銀行としての専門性を備えたバークレイズは、世界40カ国以上に約8万5,000人の従業員を擁し、世界中のお客様に為替、融資、投資、資産管理に関わるサービスを提供しています。より詳細な情報はグループのウェブサイト www.home.barclays をご覧ください。

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