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バークレイズ証券、5件目の再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成

2019年9月27日

東急不動産キャピタル・マネジメントが運用する開発型プロジェクト向けに実施

バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)は9月27日、福岡県直方市の太陽光発電事業プロジェクトに対する再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成します。本案件は、東急不動産キャピタル・マネジメント株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 雄太郎)をアセットマネージャーとし、福岡県直方市で開発・建設中の太陽光発電事業に対するプロジェクトファイナンスローンを裏付とした信託受益権及び信託ローンです。

本案件は、格付投資情報センター(R&I)よりプロジェクトボンド向けのグリーンボンド格付及びグリーンローン格付(GA1:最上位の評価)、グリーンボンド原則及びグリーンローン格付等への適合性に関するセカンドオピニオンを獲得したグリーンボンドです。また本案件は、電力会社から「無制限・無補償の出力制御【注】」の要請を受けるメガソーラーを裏付としています。「無制限・無補償の出力制御」案件について、当社で過去実施した北海道エリア、東北エリアに続き、九州エリアについても格付機関が今回初めて評価基準を定めたことは大変意義があり、日本のプロジェクトボンド市場及びグリーンボンド市場のさらなる拡大、再生エネルギー市場の一層の活性化が期待されます。

バークレイズは、2018年SRI・グリーンボンド引受ランキングにおいて世界トップクラスのシェアを有し、グローバルでESG投資の分野に積極的に取り組んでいます。バークレイズ証券の代表取締役社長 木曽健太郎は、「本案件は当社として5件目のグリーンプロジェクトボンドの組成となります。今回、東急不動産キャピタル・マネジメント社が新たにグリーンボンドフレームワークを策定され、本案件が同社グリーンプロジェクトボンドによる資金調達の第一号案件となりました。本市場に新たな事業者を迎え入れることができ、引き続きグリーンボンド市場のさらなる発展に寄与できたことを大変うれしく思います。」とコメントしています。

本取引の概要

名称:TTS&TLC再生可能エネルギープロジェクトボンドI 受益権 (GB) / ABL (GL)

発行金額:7,280,000,000円〔受益権 (GB): 6,280,000,000円 / ABL (GL): 1,000,000,000円〕

発行日:2019/9/27

最終償還日:2040/8/20

受託者:日立キャピタル信託株式会社

対象事業の概要

事業者のスポンサー:東急不動産キャピタル・マネジメント株式会社

事業内容:太陽光発電事業の開発、及び完工後の発電事業

所在地:福岡県直方市

事業規模:23.2 MW (モジュール規模)

想定年間CO2排出削減量:約11,196トン

【注】 出力制御(または出力抑制):再生可能エネルギーの固定価格買取制度において、電力の需給のバランスを保つために電力会社が発電事業者に対して規定の条件下で発電設備からの出力(発電)を停止または抑制するよう要請し、出力量を管理する制度。

バークレイズについて

バークレイズは、英国および米国を主要拠点とし、個人および法人向け銀行業務、投資銀行業務、クレジットカード、資産管理業務等を提供する金融機関です。325年以上の歴史と銀行としての専門性を備えたバークレイズは、世界40カ国以上に約8万3,500人の従業員を擁し、世界中のお客様に為替、融資、投資、資産管理に関わるサービスを提供しています。より詳細な情報はグループのウェブサイト www.home.barclays をご覧ください。

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