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バークレイズ証券、10件目の再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成

2021年3月26日

引き続きグリーンファイナンス市場の拡大に貢献

バークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)は本日、鹿児島県南九州市頴娃町の太陽光発電事業プロジェクトに対する再生可能エネルギープロジェクトボンドを組成しました。本件は、リニューアブル・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞邉 勝仁)をスポンサーとし、鹿児島県南九州市に完工した太陽光発電事業に対するプロジェクトファイナンスローンを裏付とした信託受益権です。当社がアレンジした再生可能エネルギープロジェクトボンドとしては2017年8月の第1号案件以降10件目となり、総発行額は888億円を超えました。

本案件は、格付投資情報センター(R&I)より最上位の評価であるグリーンボンド格付GA1と、グリーンボンド原則等への適合性に関してセカンドオピニオンを獲得しており、プロジェクトファイナンス形式で発行されたグリーンボンド及びグリーンローンです。また本案件は、リニューアブル・ジャパンが2017年に1回債を発行してから9回目のプロジェクトボンドによる資金調達となり、2018年にグリーンボンドフレームワークを作成し、3回債から継続してグリーン評価を取得して参りました。

バークレイズ証券の投資銀行部門ストラクチャード・ファイナンス部長、上田 輝久は、「当社におきましては10件目となるグリーンプロジェクトボンドの組成となり、大手機関投資家や地域金融機関の幅広い投資家に継続的なご参加をいただく発行プログラムとなりました。今後も引き続き、事業者と投資家の多様なニーズに応えるとともに、日本のグリーンファイナンス市場の拡大に尽力して参ります。」と述べています。

本取引の概要

名称:RJ再生可能エネルギープロジェクトボンドIX受益権 (GB) / ABL (GL)
発行金額:10,150,000,000円[受益権 (GB): 6,450,000,000円 / ABL (GL): 3,700,000,000円]
発行日:2021/3/26
最終償還日:2041/2/20
受託者:日立キャピタル信託株式会社

対象事業の概要

事業者のスポンサー内容:リニューアブル・ジャパン株式会社
事業内容:太陽光発電事業
所在地:鹿児島県南九州市頴娃町
事業規模:25.76 MW(モジュール規模)
年間CO2排出削減量:約10,573トン

 

バークレイズについて

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