バークレイズ証券、IFC(国際金融公社)のソーシャルボンド売出債をアレンジ
2018年3月6日
このたびバークレイズ証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木曽 健太郎)では、国際金融公社(International Finance Corporation、以下「IFC」)のソーシャルボンド売出債をアレンジいたしましたのでお知らせします。本債券はトルコリラ建ての3年債で、IFCのソーシャルボンド・プログラムに基づいています。今回の売出債形式の発行は、世界中で急速に成長しつつあるESG(環境・社会・ガバナンス)債券市場への日本の投資家の参加の一助となるものです。
世界銀行グループの一員であるIFCは、途上国の民間セクター開発に特化した世界最大の国際開発機関です。本債券発行による調達資金は、IFCのソーシャルボンド・プログラムに基づき、女性が経営する企業に融資する金融機関への支援のほか、小規模農家から直接供給を受ける企業への投資、低所得世帯が利用しやすい電力、ガス、水道等の生活インフラ企業への投資、低所得層が利用しやすい保健医療・教育サービスまたは住宅を提供する企業への投資等の、ソーシャルボンド適格プロジェクトの支援のために用いられます。
IFCの資金調達担当グローバルヘッドであるFlora Chaoは、「日本はIFCにとって最も重要な市場の一つであり、リテール投資家の皆様には幅広くIFCの売出債プログラムに参加いただいております。日本の投資家が急速に成長しつつあるESG債券の市場にも参加し、IFCがそのお手伝いさせていただけることを喜ばしく思います」とコメントしています。
また、バークレイズ証券の代表取締役社長である木曽 健太郎は、「今回当社として初めてIFCのソーシャルボンド・プログラムに協力できたことを光栄に思います。バークレイズは従来よりグローバルでESG投資に積極的に取り組んできていますが、日本におけるESG投資への関心の高まりを受け、今後も当社の専門性を生かして日本でのこのような債券のアレンジに注力していきます」とコメントしています。
IFCソーシャルボンド売出債の概要
発行体:国際金融公社(IFC)
発行体格付:Aaa (Moody’s) / AAA (S&P)
発行通貨:トルコリラ
年限:3年
発行日:2018年4月13日
償還日:2021年4月16日
引受会社:日の出証券
売出人:バークレイズ証券
IFCについて
世界銀行の姉妹機関であり世界銀行グループの一員であるIFCは、途上国の民間セクターに特化した世界最大の国際開発金融機関です。世界の2,000以上の民間企業との協働を通じて、IFCは、資金、専門知識、影響力を駆使することで、世界の最も困難な地域において市場を拓き、機会を創るための支援を行っています。2017年度には、民間の資金を最大限活用することにより貧困を撲滅し繁栄の共有を促進するため、約193億ドルの資金を提供しました。詳細についてはウェブサイト(www.ifc.org )をご覧ください
バークレイズについて
バークレイズは、英国および米国を主要拠点とし、個人および法人向け銀行業務、投資銀行業務、クレジットカード、資産管理業務等を提供する金融機関です。325年以上の歴史と銀行としての専門性を備えたバークレイズは、世界40カ国以上に約8万5,000人の従業員を擁し、世界中のお客様に為替、融資、投資、資産管理に関わるサービスを提供しています。より詳細な情報はグループのウェブサイト www.home.barclays をご覧ください。