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バークレイズ・ピーエルシー、アントニー・ジェンキンズをグループ最高責任者に任命

2012年8月30日

バークレイズ・ピーエルシー及びバークレイズ・バンク・ピーエルシー(以下「バークレイズ」)は、アントニー・ジェンキンズがバークレイズの取締役及びグループ最高責任者に即日就任することを発表いたします。ジェンキンズはこれまでバークレイズ・リテール・アンド・ビジネス・バンキング(RBB)統括責任者の職にあり、2009年以降、グループ経営委員会のメンバーを務めてまいりました。同氏はRBB統括責任者として、バークレイズ・アフリカ及びアブサのリテール・バンキング部門の統括にもあたるほか、アブサ・グループ・リミテッド及びアブサ・バンク・リミテッドでは業務執行権のない取締役としてバークレイズを代表する立場にあります。

グループ会長であるマーカス・エイジアスは次のように述べています。「取締役会は、グループの新しい最高責任者の選定プロセスを厳密かつ徹底的に進めてまいりました。バークレイカードとリテール・アンド・ビジネス・バンキングを見事に変貌させた実績、グループ経営委員を務めた3年間で蓄積されたバークレイズの事業ポートフォリオに対する深い知識、バークレイズの戦略策定において果たしてきた役割、バークレイズの将来を展望し、それを実現させるための構想を練る手腕といった観点で、要素を兼ね備えるジェンキンズ氏は社内外の有力候補者の中でも際立った存在でした。全ての取締役がジェンキンズ氏の任命に賛同しています。取締役会とグループ経営委員会の支援を得て、ジェンキンズ氏はグループの前進に向けて速やかに任務にあたってくれるものと確信しています。サー・デビッド・ウォーカー氏が本年11月に私の後任として会長職に就任することが決定したのに続き、本日、ジェンキンズ氏がグループ最高責任者に就任し、バークレイズの経営陣トップ人事が決着したことを喜ばしく思います」。

バークレイズ次期会長であるサー・デビッド・ウォーカー氏は次のように述べています。「私自身の就任後の最初の課題は、新グループ最高責任者を選定する取締役会を支援することでした。私が面談した最終候補者は非常に素晴らしい方々ばかりでしたが、その中でもジェンキンズ氏が傑出していることは明らかでした。これまでの実績やバークレイズを熟知している点、また、ジェンキンズ氏が描く将来の展望はいずれも非常に高い説得性を備えています。ジェンキンズ氏と緊密に連携しながらその展望の実現にあたることを心待ちにしています」。

このたびグループ最高責任者に就任したアントニー・ジェンキンズは次のように述べています。「約30年前にキャリアを開始した場であるこのバークレイズで、グループを率いるよう要請されたことを誇りに思っております。バークレイズは市場をリードする事業、有能かつ熱意に溢れた従業員、長期にわたるお客様との関係など、数々の強みを誇るユニバーサル・バンクです。しかしながら近年、当グループは重大な誤ちを犯し、ステークホルダーの皆様方のご期待に応えていないことは明らかです。当グループはお客様、株主、従業員、社会全般を含めた全てのステークホルダーに対して果たすべき義務を負っており、そして、事業展開する全ての市場で「頼りになる(「go to」 bank)」銀行となることでバークレイズへの信頼を取り戻すまたとない機会を与えられています。それは長い道であり、なされるべき課題も数多くあります。私はその任務に直ちに取り掛かる所存です」。

ジェンキンズのグループ最高責任者就任に関し、英金融サービス機構の上場規則LR9.6.13R項に基づき開示が求められる情報は以上です。

本件に関するお問い合わせ先:

Investor Relations
Charlie Rozes
+44 (0) 20 7116 5752

Media Relations
Stephen Doherty
+44 (0) 20 7116 4755

バークレイズ・ピーエルシーについて:

バークレイズは、リテール・バンキング、クレジットカード、コーポレート・バンキング、投資銀行業務及びウェルス・マネジメントを手掛け、欧州、米州、アフリカ及びアジアで国際的なプレゼンスを持つ大手金融サービス提供機関です。300年以上の歴史と銀行業務のノウハウを有し、50カ国以上で事業を展開、140,000名の従業員を擁しています。世界各地の顧客および取引先のために、資金の移動、貸付、投資および保護を行っています。

注記

アントニー・ジェンキンズ氏との主要な報酬契約について

アントニー・ジェンキンズ氏の報酬契約は同氏の新たな職務を反映するものとなります。報酬契約は世界のユニバーサル・バンク、事業会社並びに金融サービス機関の報酬を基準にしています。ジェンキンズ氏の年間給与は2012年8月30日より1,100,000ポンドとなり、年間のインセンティブ報酬の上限は給与の250パーセントとなります。ジェンキンズ氏に対する2012年のインセンティブ報酬は、同氏のグループ最高経営責任者就任前のリテール・アンド・ビジネス・バンキング統括責任者としての業績、および最高経営責任者就任後の業績を反映したものとなります。ジェンキンズ氏はバークレイズ長期インセンティブ・プラン(LTIP)に基づく報酬支給の対象となり、給与の最大400パーセントが年間の支給額の上限となります。次期のLTIP報酬は、2013年1月1日以降の業績期間を対象とする見込みです。

ジェンキンズ氏の統括部門の業績に関連した既存の長期インセンティブ実績は、新たな職務には適応されずに終了します。これらの契約の同等価値は報酬として、2012年から2014年までの期間の業績を対象とした、バークレイズ・シェア・バリュー・プランおよびバークレイズLTIPに基づくバークレイズ株式の支給日に支給されます。

ジェンキンズ氏は年金に代えて年間に給与の33パーセントの現金を受給する権利を与えられます。

アントニー・ジェンキンズ 略歴のご紹介

アントニー・ジェンキンズは、2009年11月よりリテール・アンド・ビジネス・バンキング部門の統括責任者、ならびにバークレイズ・グループの経営委員会委員を務めています。それ以前は、2006年1月からバークレイカードの統括責任者を務めていました。バークレイズ・グループのダイバーシティとインクルージョン向上に向けた取り組みを指揮し、2009年2月には南アフリカの銀行グループ、アブサの業務執行権を持たない取締役に任命されました。

ジェンキンズは2008年10月よりVISAヨーロッパ社の取締役を務めています。また、ワーク基金及びランカスター大学が創設したビッグ・イノベーション・センターの運営グループの委員を務め、多数のチャリティー活動に関わり、ガバメント・エンプロイー・エンゲージメントの後援者でもあります。

ジェンキンズは1983年にバークレイズで金融業界でのキャリアをスタートしました。同年にバークレイズ・マネージメント・デベロップメント・プログラムを終了した後、リテールおよびコーポレート・バンキングの分野で様々な要職を歴任しました。1989年にはシティグループに移り、ロンドンとニューヨークで職務にあたりました。

英オックスフォード大学より哲学、政治学、経済学の修士号を、英クランフィールド・インスティテュート・オブ・テクノロジーよりMBAを取得しています。

バークレイズ・ピーエルシー、アントニー・ジェンキンズをグループ最高責任者に任命

Antony Jenkins appointed as Group Chief Executive